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2007年1月31日スタート (「´゚ω゚)「 アチョ- (「´゚ω゚)「 アチョ-
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●ある母親の状況

結婚して28年。その間ずっと自分を犠牲にして頑張った。姑との確執、親戚とのドタバタもあったけど、3人の子供たちは何とかまともに育ってくれた。

…けど、何かと手間が掛かる夫の世話が重荷になって仕方ない。家事を一切やらないどころか手伝おうともしない、場の空気を読まない発言をしてたびたび私を困らせる…私の気持ちなんてきっと考えていない。

溜まりに溜まった鬱憤を夫にぶつけ、私は昨日実家に帰った。両親は温かく私を迎え入れてくれた。地元の友達も私の味方だった。それが私にとっては嬉しかった。

子供たちも私の味方をしてくれてるみたいだから、この際夫にはギャフンと言うまで反省してもらおう。


●ある父親の状況

結婚して28年。家族のためにひたすら仕事に打ち込んできた。50歳を過ぎてからサラリーマンを辞め、群馬で単身赴任をしながら祖父が作った会社を経営している。俺の子育てが良かったのかどうかは分からないが、子供たちはどうにかまともに育ってくれた。

…が、昨日の朝、妻がいきなり怒りをぶちまけた。俺の前で泣き喚き、唐突に自宅を出て行った。俺が一体何をしたというんだ。確かに妻に頼っていた部分はあったと思う。でも俺だって仕事で大変なんだ。家族のために単身赴任をし、毎晩遅くに帰ってきては一人で冷たい夕飯を食べている。

身を粉にして働く俺の気持ちは、長男と次男はきっと分かってくれていると思う。昨日、妻が出て行った時に話した感じでも分かった。

しかし、妻があそこまで怒る理由が俺には分からない。明日も朝から仕事だから俺は群馬に戻る。今日からの食事は…自分で何とかしなきゃならないな。


●ある長男の本音

夫のために身を削ってきた母親と、家族のために働いてきた父親。どちらの言い分、気持ちもよく分かる。

母親は溜め込んでしまうタイプの人間だから、今まで言うに言えなかったことが昨日、爆発したのだろう。逆に父親は他人の気持ちを考えるのが下手な人間だから、長年連れ添った妻にいきなりあんなことを言われてショックだっただろう。

主観で見ても客観で見ても、非があるのは父親だ。正直なところ、父親は母親に頼りすぎていると思う。社長業をしながらの単身赴任というのは大変だと思うが、それにしても毎日の食事くらいは自分で何とかしてもいいだろう。50歳を過ぎるまで何の不自由もない実家暮らしをしていて、ある日突然始まった一人暮らし。色んなところに無理が生じるのは分かる。一人暮らしってのはオレでさえ大変だったんだもの。

ただ、食事くらいは何とかできるだろう。買うなり、外食するなりすれば。これを機に、父親も少しは変わってくれるといいんだけどな…。

一方で、先ほど実家から帰ってきた母親は、オレをどうにかして自分の味方につけようとしているみたいだ。オレは母親に正直な意見を言った。「今まで頑張ってきたんだから、これからは自分のために生きてもいいんじゃない?」「これから10年20年経って、その時に後悔しないような選択を今すればいいと思う」「家のことはオレが何とかするから心配するな」「何かあればいつでも何でも話してくれ。オレは味方だ」

母親は安心しきった顔をして眠りについた。ただ…最後の意見には続きがあるんだ。「何かあればいつでも何でも話してくれ。オレは味方だ。…けど、親父の味方でもある」

何度考えてみても、どっちが悪いかと聞かれれば、悪いのは父親だ。自分の言動が妻の重荷になっていることに気付かず、また考えようともせず、今まで過ごしてきたのだから。もともと鈍感な父親のこと、今回の件はそれに気付く絶好のチャンスでもあると思うんだ。

…でも、同じ男として、働く人間として、自分の家族のために頑張るということがどれだけ大変かということもオレにはよく分かる。そのために家族のサポートがほしいってこともよく分かる。だからオレは、100%母親サイドには立てない。

すぐにヒステリックになる母親、仕事の愚痴を延々と喋る父親、一生懸命頑張ってきた母親、一生懸命頑張ってきた父親、1分で終わる話を30分かけて話す母親、自分の思い通りにならないとすぐにカッカする父親、オレが進学を蹴って働こうとした時に心から応援してくれた母親、社会に出て頑張る男としてオレを認めてくれた父親、夫のために身を削ってきた母親、家族のために単身で群馬に乗り込んだ父親。

非があるのは父親で、結果はなるようにしかならないということは十分分かってる。

…でも、あわよくば。もしも願いが適うのならば、一家で下らないテレビを見ながら団欒したあの時のような時間を、もう一度過ごすことはできないだろうか。オレにとってはどっちも大切な親なのだから。

そぼ降る雨の上にいる神さま仏さま。オレからたった一度のお願いだ。
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小唄さん頑張れ!
長男として、とても辛い立場ですね。もう一度、家族皆で話し合う機会を持って、お互いの思いをぶつけ合ってみてはどうですか?意外に、思ってもみなかった事を相手は考えているんだなと気付かされる事がありますし、相手の本当の気持ちを知らないと、どんどん疑心暗鬼になってしまいがちですしね。実体験でも夫婦で話していて、自分ではたいした事ないと思っていた事が、相手にしてみたら、辛く、酷く悩んでいたんだなと気付かされる事がありましたしね。それと、小唄さんが思っている様に、どちらかの一方が、全て悪いと考えるのではなく、話し合って、お互いの良い所や頑張っている所、悪い所を知って貰い、相手が全て悪いという考えを直してもらう事が大切だと私は思います。そして、少しでもお互いに分かり合える事が出来たならば、もう少し踏み込んでみて、相手の辛い事をどうしたら和らげてやる事が出来るのかを家族皆で話し合って考えていくと良いと思います。たいした事は言えませんが、小唄さんの願いが叶う様に願ってます。
ゴウディー! 2008/06/30(Mon)00:30:42 編集
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